2013年12月03日

かみ合う歯を失った歯

 通常年齢と共に虫歯や歯周病は増えていくのですが、例えば虫歯を放置するとどうなるでしょうか?崩壊した歯の部分は上下の支えを失くし隣の歯は傾斜します。こんなことから噛み合わせは狂い始めます。

 食事の時よく噛むことはとてもいいことですが、食事以外の時に無意識に噛みしめていることがあります。つまりクチを閉じて奥歯を合わせることを指します。この無意識の噛みしめが、顔の筋肉のバランスをくずし老け顔・頭痛・肩こり・不眠・顎関節症などをひき起こします。食事をする時には、噛む側の筋肉だけが増強されていくのですが「片側かみ」といって偏った筋肉の発達を促します。

かみ合う歯を失った歯
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 使っている側は顔の頬が引き上がるのですが、使っていない側は筋肉が衰え、たるんできます。ただ、食事をする時間は一日のうち短い時間ですので、割りと負荷が軽いのですが、食事以外の無意識の噛みしめは時間が長く、いわゆる持続的な筋肉への負担がかかり、必要以上の負荷がかかってしまいます。

かみ合う歯を失った歯
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 そして、神経を抜いたり被せたりを繰り返すと、高さや形が変わり、その数が増えるにつれ噛み合わせは更に変化し易くなっていきます。また歯周病で歯が動き始めると、歯を通して支えられている顎は安定しなくなっていくでしょう。歯を抜かざるを得ない状況になることもありますが、抜いた歯のスペースを放置しておくとこれも大変危険です。



Posted by ishinerデンタル at 15:07│Comments(0)
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